あいすみません

早期退職?セミリタイヤ?・・・いやいやダウンシフトです!「筋トレ」「読書」「映画&音楽&スポーツ鑑賞」で心身を整えています。

2021年第2Qの 読書録

2021年の4月から6月の読書録です。最近気分が乗らず伸び悩んでおります。本より動画配信になってる感じです・・・反省。
4月
パードレはもういない(上下)/ハヤカワ文庫HM/サンドローネ・ダツィエーリ著
=数年積読状態だったイタリアのミステリー3部作読了です。1冊目が一番面白かったかな?相対的に良い3部作でしたが。
 
マリアビートル / 角川書店刊/ 伊坂幸太郎
東北新幹線の車内が舞台のアクション・コメディ?です。ブラッド・ピット、真田博之で映画化というニュースを読み、先に本読んでおこうと購入即着手しました。伊坂さんの本は15年位前かな?グラスホッパーとか数冊読んでおりますが、やはり面白い。映画も楽しみ(東海道新幹線が舞台になるらしい?)
 
=警察捜査モノで後半ホラーになるという最近のキングの流れを組む小説です。あの『ミスターメルセデス』ビル・ホッジス三部作の重要人物も再登場かつ大活躍。好きな作品でした。購入即読了、徹夜本。大満足。
 
開かれた瞳孔 / ハーパーBOOKS刊/ カリン・スローター著
=カリン・スローターは前から読んでみようかな?と思っていた作家なのですが、ようやく手を出せました。前にサイコスリラー大ブーム有りましたよね、映画でも小説でも。小説と映画化でトマス・ハリスがあって、映画『セブン』のデビッド・フィンチャーが人気になって。その流れを組む本作は、平均点かと思います。この作家の本は沢山出てますので、他も読んでから評価したいです。
 
1970年代のプログレ /ワニブックス/ 馬庭教二著
=本屋で見かけて買っちゃいました。これはディスク・ガイドではなく、著者のプログレ体験&思い出の本でした。
 
電撃‼︎スパイ映画の謎/フットワーク出版社刊/ ナイト・ストーカーズ編著
=20年くらい前の本を、2年位前に浦和の古本市で見つけて買ってました。何で買ったんだろう?厚い小説が続いたので軽い読書がしたいと思い読みました。中身は・・・。
 
アメリカ・ハードボイルド紀行/研究社刊/ 小鷹信光
=こちらも古書店でみつけて購入。著者は松田優作の『探偵物語』の原作者です。アメリカのサブカル好きの方向け。
 
5月
ベストセラーはもういらない/VOYAGER刊/ 秦隆司著
=電子ではなく書籍で購入。これも20年位前かな?西武百貨店にあったWAVEという書店で『アメリカン・ブック・ジャム』という同人誌に近い季刊誌がありました。日本未刊のアメリカの小説や出版業界のことを取材している雑誌です。その編集長が出した、アメリカの書店や出版業界の紹介本です。ビジネス書ではありません。
 
プログ・ミュージック・ディスク・ガイド/Pヴァイン刊 / 高橋祐希監修
=大好きなディスク・ガイド本。しかも最新のプログレです。70年代ではなく、2000年代のディスクガイドや解説は少ないので、とても重要な本です。わたしは未聴のバンドや作品を順番にamazon musicで検索して聴くのが最近のマイブームです。為になる本。
 
三時間の導線(上下) / ハヤカワ文庫HM/アンデシュ・ルースルンド著
=シリーズ内シリーズの3作目。3秒間⇒30分⇒3時間ときましたので、次は3日間かな?未読の方は、ぜったい『3秒間の死角』から読むことをお勧めします。3秒間は映画化もされていてamazonプライムで視聴できます。映画は60点の出来ですが、ひどい映画化ではありません。
 
ラッシュその軌跡と栄光/シンコーミュージック/ 笹川孝司編
=カナダのプログレ&ハードロック・バンドのRUSHのディスク・ガイド本です。わたしはRUSH初体験は、1980年の『パーマネント・ウェイヴス(Permanent Waves)』でしたから、もう41年も前、高校生でした。口ずさめる曲はないのですが、複雑な構成かつ演奏が上手いというのは学生ながらに解り、好んで聴いていた覚えがあります。LPは手放しましたがCDで再購入して今でも聴いてます。
 
6月
ウォッチメイカー(上下)/文春文庫刊ジェフリー・ディーヴァー
ニューヨーク市警のリンカーン・ライムシリーズの再読です。このシリーズはどれも面白いのですが、この作品は評論家から最高傑作と言われることが多い。知的な犯人との息が詰まる攻防を堪能できます。
 
ミステリアム / ハーパーBOOKS刊/ ディーン・クーンツ著
=クーンツの新作を見かけて、懐かしくなり購入。80年代のスティーヴン・キングのライバルですね。モダンホラーというジャンルありましたよね。この作品は知性のある犬が主人公・・・といえば『ウォッチャーズ』です。昔読みました文春文庫で。本作は『ウォッチャーズ』の続編みたいな流れを持ちつつ『戦慄のシャドー・ファイヤー』の要素を加えた感じです。80年代の作品と比較するとキレは無いです、創りも甘い。でもクーンツが昔好きだった方は、押さえておいても良いと思います。クーンツ読んだことが無くて、モダンホラー好きの方は、上記2冊を先に読むことをお勧めします。
 
以上です。6月以降は実は7月も読書量が伸びてないです。サッカーのEUROを観ていたせいもあります。プレミア・ファンなので最初からイングランド押しでした。残念。
今度はオリンピックか~。IOC嫌いなんだよなぁ、主権侵害されている感じがして。でも始まれば観ちゃうかな?
(それでは・・・あいすみません)